事前練習をしっかりと
ウェビナーに限らずに、セミナーやプレゼンテーションなどといった、人の前に立ち講演をする際に失敗する要因は様々あります。
ウェビナーを使って、情報を発信する際に、発信する内容のデータや商品情報、メリットやデメリットなど、様々な事前情報を調べることは当たり前です。
ウェビナーの内容については不備がないと思っているかもしれませんが、実際にウェビナーを開催する前に本番を想定しての事前練習をしっかりと行うことが重要です。
事前練習をしっかりと行わず、予行演習をしていなかったばかりに、本番中に頭が真っ白になってしまったなどという失敗例は数多く存在しています。
ウェビナーによって商品説明や会社説明などを行っていた場合、事前練習なしに本番を行って失敗してしまうと大打撃となってしまいます。
本番の1週間前から数日前までにしっかりと事前練習やリハーサルを行い、本番に臨むことが必要です。
機材の性能と設備確認を
ウェビナーは、スマートフォンやパソコンを使用するだけでも簡単にできますが、ウェビナー専門の設備機器を使用しても開催することができます。
ウェビナーを開催するうえでの注意点のひとつが、機材の性能と接続や設定の確認をしっかりと行うということです。
これをあらかじめ行っておかないと、本番中に途中で映像が途切れたりといった失敗が起こってしまいます。
ウェビナーは、実際に会場を押さえて行うセミナーとは異なり、パソコンやスマートフォンを介して行うことになります。そのため、講演者の行動に制限がかかることがあります。
実際のセミナーでは、講演台を十分に活用して室内の隅から隅まで移動したとしても、参加者はその姿を見ることができます。大きな身振り手振りを交えて講演を行えば、よりわかりやすい内容となるかもしれません。
しかし、ウェビナーでは必ずしもそうではありません。ウェビナーは、セミナーの内容をある程度固定されたカメラで撮影して行うものなので、その画面サイズには限りがあります。
室内を移動してしまえば、講演者の姿自体が画面から消えてしまう可能性もあれば、大きな身振り手振りをしてしまうと、画面の外に身体がはみ出して何を行っているのかわからないという事態もなくはないのです。
また、ウェビナーの開催に慣れていない人の場合、どれほどの音量で話すことが適切なのかを知らないという問題もあります。
どの程度の音量をマイクが集音できるのかをあらかじめよく知り、設定をしておかなければ、参加者に音声が届かないという事態になりかねないので、設備の性能はあらかじめ確認しておくことが重要です。
実際のウェビナーの失敗例として、途中で配信が途切れてしまったなどというものもあります。
これはインターネット回線がしっかりと接続されていなかったり、設定が間違っていた、あるいはシステムのツールとウェビナーの互換性が確立されていないなどといった問題が予想されます。
この失敗を防ぐためにも、接続や設定は事前確認して、しっかりと配信されるかを確かめておくことは重要です。
宣伝を怠らない
ウェビナーを行う目的というものは多種多様です。商品宣伝や講演会、会社説明などがおもなものですが、開催するならば、最大限の効果を発揮させたいものです。
そのためには、事前の宣伝と事後の計画をしっかりと立てることが必要となります。
参加者を十分に集めなければ意味がないので、ブログやソーシャルメディアを活用して事前にウェビナー開催の宣伝を行わなければなりません。
そして、ウェビナーが終わったならば、参加者との関係性を続けていくための行動をしなければ、ウェビナーは1回きりのイベントとなり失敗してしまいます。
事前に開催後にどのような関係を築いていくのかを考えて、オンデマンド再生用コンテンツを作成したり、アンケートなどのデータ収集をしっかりと行うことが重要となります。
双方向の関係性を
ウェビナーの優れた点は、実際にセミナーを開催するのと同様に、講演者と参加者とが双方向のコミュニケーションをとることができるという点です。
しかし、実際にウェビナーを開催する人の多くは、カメラを前に講演を行い一方向のプレゼンテーションになり、失敗しがちです。
ウェビナーを開催する際には、カメラの向こう側に存在している参加者の存在を意識して、質問受付タイムなどをしっかりと取って双方向のコミュニケーションをとることが重要となります。