ウェビナーの配信のみの場合

会場でのセミナーを伴わず、ウェビナーだけを配信する形式の場合に最低限必要となるのは、パソコン・カメラ・マイクの3機器です。

ある程度の性能があればノートパソコンでも十分に対応可能で、基本的にはパソコンに内蔵されたカメラとマイクで問題ありません。ただし、画質や音質に満足できない場合などには、別途外付けのWebカメラやマイクを準備する必要性が出てきます。

特に、音質が悪く聞き取りにくいことにより視聴者が受ける不快感は大きいものがあるので、ピンマイクのように胸元に取り付けるタイプのものを用意するようにしてください。有線タイプであれば500円程度のものを入手することができます。

また、トークショーのように複数の人が並んで行うウェビナーでは、全体を映すにはある程度引いた位置にマイクを置かなければいけません。パソコン内蔵のカメラでは、手元から離れた場所に設置することによって主催者が操作できなくなるので、外付けカメラを用意する必要があるでしょう。画質は少々粗くてもそこまで支障を来さないため、5,000円前後のものでも十分に利用可能です。

他にも、クオリティにこだわりたいのであれば、照明で見栄えを良くしたり、ホワイトボードなどを用意して文字や数値、図などを表示するといった工夫が必要となります。ホワイトボードを使用する際には、ノイズを避けるためにヘッドセットタイプのマイクを用いるのも選択肢の一つです。

 

会場で行うセミナーを同時配信する場合

会場に参加者を招き、セミナーを実施すると同時にその様子をウェビナーとして配信する形式の場合、ウェビナーの配信に用いるパソコンとは別に、講演を行う演者が使用するパソコンが必要です。

また、プレゼン資料を投影するのに用いるプロジェクターやスクリーン、レーザーポインターなども用意します。

配信用のパソコンには、演者が行うセミナーを映す外付けカメラと外付けマイクを接続し、ウェビナーの主催者側が操作することになります。演者用のパソコンはプロジェクターと接続されており、スライドショーをスクリーンに映し出してプレゼンをします。

会場の規模が小さく、スピーカーなどを用いなくても音声を会場の参加者全員が聞き取れる場合は、追加でマイクなどが必要になる可能性は低いでしょう。しかし、広い会場でセミナーを開催するのであれば、演者の声をスピーカーで届けるためだけでなく、司会進行用やセミナー参加者の質問用などで別途マイクが必要になるかもしれません。

会場に音響ミキサーが完備されており、スピーカー以外にも音声を出力可能であれば、配信用のパソコンに音声出力プラグを接続するようにしてください。配信用のパソコンへの音声出力ができない場合は、会場スピーカーの近くに外付けマイクを設置することになるため、音質は若干悪くなる可能性があります。この時、マイクとスピーカーの設定や位置関係によっては、ノイズやハウリングが発生するリスクもあるの注意が必要です。

 

目的に合わせた機材を準備し、事前のチェックを忘れずに

ウェビナーをするには配信用のシステムが必要不可欠です。前述のようなセミナーと同時進行での配信の場合、ウェビナーの実施画面にプレゼン資料を映し出すことのできるシステムを利用する必要があります。

更に、臨場感を出すために会場の参加者を映したり、ウェビナーの参加者からの質問・チャットコメントなどをリアルタイムで投影したいと考えることもあるでしょう。この場合、カメラの数や配置を変更する他、希望する機能に対応しているシステムの選択も重要となります。いずれにしても、どのような目的で、どういった対象にウェビナーを開催するのかを明確にし、それに必要な機材を把握しておく必要があるでしょう。

機材が揃えば、きちんと作動するか事前に確かめるのはもちろん、当日の設営時にも動作を確認することを心がけてください。また、実際のウェビナー冒頭で、別のパソコンからカメラやマイクが機能しているか確認してもらうと良いでしょう。