日本の少子高齢化や育児・介護に伴う離職は深刻な問題となっています。働き方改革は、これらの問題の改善に向けて、自由に働き方を選択できるように取り組んでいます。

働き方改革とは

働き方改革は、一億総活躍社会を実現させるため、2018年6月29日に成立してた改革法案です。少子高齢化が進む日本では、15歳から64歳までの生産年齢人口の減少が問題となっています。労働力人口は、団塊ジュニア世代が労働力となった1990年台半ばをピークに、現在では減少し続けている状態です。

1995年に約8000万人居た労働力人口は、2010年を過ぎた時点で1000万人近く減少しており、このまま減り続けると2050年代には5000万人以下になるといわれています。ちょうど第二次ベビーブームだった団塊ジュニア世代が後期高齢者となるため、労働力人口5人に対して3人の割合で高齢者ということになるのです。

日本では出生率の低下を防ぐため育児との両立が実現できるよう、働き方のニーズを多様化させる必要があります。さらに、高齢化社会に対応するために、介護との両立も考えなければなりません。

個々の事情によって、多様な働き方を自分で選ぶことができるようにするための改革が「働き方改革」です。この改革は働き方を多様化することで、育児中の女性や高齢者などを含めた働き手を増やし、労働生産性を上げつつ出生率の向上を目的としています。

実現すれば、現在働くことが厳しい状況にある人々も働くことが可能となり、労働力人口の増加が期待できるようになります。さらに出生率を維持することで、将来的な労働生産性の向上も期待できるのです。

しかし、働き方改革を実現するには、いくつかの問題点もあります。一つは、日本では現在働きざかりの30代から40代にかけての長時間労働の深刻化です。働くことで長時間労働だけではなく、転勤などの命令にも応じなければならない事態も考えられます。

これによって、女性は出産や育児に影響が出て、非正規雇用を余儀なくされることになりかねません。正社員と非正規との格差が生じると、出産・育児中の女性や介護中の人々への負担も大きくなります。

ウェビナーをどう活用する?

ウェビナーとは、インターネット上でセミナーを配信するツールです。働き方改革で、自由に働き方を選ぶ人が活用する手段となります。ウェビナーの内容は、専門的な知識を身につける講義や会社説明会など、さまざまな用途に対応しています。

配信方法には2つのパターンがあり、参加者の都合に合わせていつでも利用しやすいシステムです。

一つは、配信時間を決めてリアルタイムでセミナーが受けられるリアルタイム配信です。チャット機能などもあり、その時の状況によってコミュニケーションを取ることができます。もう一つは、セミナーの動画を録画したものを配信する録画配信です。時間が決まっていないため、いつでも視聴ができるのがメリットです。

ウェビナーは、ただ一方的に情報を配信するだけではなく、参加者の質問などにも対応できます。参加者にとっては、資料などの文字をみて学習するだけよりもセミナーの内容が理解しやすいため、スキルを身に付けるには最適です。

例えば、在宅で自由に働きたい、また専門的な知識や技術を学んで幅広く働き方を選びたいという人には、積極的に活用しやすいツールだといえます。育児や介護などで、セミナーに通うことができない人でも、自分の都合に合わせて学ぶことが可能です。

働き方改革により、これまでさまざまな理由で離職や転職などを余儀なくされた人々が、働き方を選べるようになってきました。働くためには、スキルを磨いて仕事を探すのが近道となります。

ウェビナーを上手に活用することで、仕事や働き方を選択できる幅が広くなり、労働力人口の数を増やしていくことも可能となっていくでしょう。